[php][書籍]紹介:PHP4→PHP5移行ガイド いまこそPHP資産をマイグレーション
マンモス本といえばPHP徹底攻略シリーズのことをさすのはPHP界では有名です。表紙や裏表紙のマンモスの絵柄が特徴的で、とても迫力のある見た目です。特に廣川類さんや桑村潤さんの書かれたPHP5徹底攻略 エキスパート編は、厚さもマンモス級ということでも知られています。
さてさて、そのマンモス本の仲間が最近2冊増えました。PHP4→PHP5移行ガイド いまこそPHP資産をマイグレーションとsymfony徹底攻略です。今回は前者のほうを解説します。
『PHP4→PHP5移行ガイド いまこそPHP資産をマイグレーション』では、2007年いっぱいでPHP4がサポートを終了してしまうことを受けて、今こそPHP5への移行(マイグレーション)をしようじゃないか!という呼びかけを含めて書かれています。また現在開発中のPHP6も少し視野に入れている本です。書籍でここまでPHP6をしっかりと取り上げるのは初めてではないでしょうか?
第1章では、PHPの歴史とPHP4のサポート終了に関する問題点の提起をしています。またPHP6の存在についても触れています。
第2章では、PHP5で追加された機能や変更された機能の解説、挙動の変わった関数の解説、SOAPやJSON、SPL(Standard PHP Library)、例外処理について書かれています。個人的にはSPLと例外処理の部分がお勧めです。今までSPLや例外処理の解説はムック本の小見出し程度やWebの個人ブログくらいでしかあげられていませんでしたが、この本ではSPLと例外処理をあわせて50ページ以上を費やしています。この量は読み応えがありますね。
第3章では、PEARやsymfonyの解説をしています。PEARの解説は「PHP4とPHP5の両方で使えるPEAR使えるが、PHPの発展がどのようにPEARに影響してきたのだろうか?」という前ふりで始まっています。個人的にはこのPEARの60ページ分はカットしてもいいんじゃないかなっと思いました。後半はsymfonyの解説です。簡単な入門と、サンプルとして蔵書管理アプリケーションを作っています。ちょっと気になったのが、書籍中でずっと「Symfony」と記述していることです。最近知ったのですが、symfonyの頭文字は小文字みたいです。皆さんも気をつけましょう。
第4章では、PHPのシステム運用のトピックとして、SuhosinツールとAPCエクステンションの紹介をしています。Suhosinはあまり資料がないのでこういう紹介記事があると知名度が上がりますね。
第5章は、PHP5で変更された関数とPHP5で追加された関数の簡単なリファレンスになっています。どのバージョンで追加されたかのアイコンがついています。
すでにPHP5に移行してるからもういいよーって人も、気づいていなかった移行ポイントがあるかもしれません。また、PHP6の情報もまとまっているので、PHP4ユーザーにもPHP5ユーザーにもお勧めの本になっています。